横浜のみなとみらいホールで行われたチェコ・フィルの演奏会に行ってきました。
このオケは、2年前にデュトワとのコンビで「春の祭典」を聞いています。爆演を期待!関係ないけど、みなとみらいホールの開演を知らせる合図って、ドラを使っているんですね。いかにも港横浜!
今日のプログラム
1.スメタナ:「わが祖国」より「モルダウ」
2.ドボルザーク:交響曲第8番
3.ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵
まず、モルダウ。
穏やかに美しい流れです。弦が瑞々しく優雅です。これがモルダウの川の流れか、と思わずチェコに行った気になりました。(ちょっと飛躍しすぎですね・・・。)
ドボルザークの8番
実演は初めてなので期待していました。全体をとおして、派手さはないが堅実な演奏。また、思ったより鳴っていない印象。(というより敢えて鳴らしてないのかも)第3楽章で繰り返しにより最初に戻ったときに初めよりかなり弱く演奏していたのがなんともセクシー。ここはゾクッと来ました。
展覧会の絵
金管・木管ともアンサンブルは本当に素晴らしい。ソロもわずかなミスはあったにせよ、大した問題ではなく、うまくまとまっていた。「キエフの大門」の終盤で全体の音が一瞬途切れ、再び音が入るとき、マカルのうなり声も入ったのが印象的。気合入りまくり。最後もう少し音量的に爆発して欲しかったけど、十分な迫力。
余談ですけど、ラヴェルのオーケストレーションって凄いですね。いろんな楽器の音、その重なりが星のごとく煌いているよう。
アンコール:スラブ舞曲第15番
この前のチェコ・ブルノフィルのときもこの曲がアンコールでした。マカルは、曲の一番最後、演奏が終わる前に聴衆に拍手を求めているんではないかという演奏。お客さんも音が鳴ってる途中、早々に拍手開始。このフライング拍手はいいですね。
非常にコストパフォーマンスの高い演奏会でした。S席15,000円は安い。また来日したら行くでしょう。
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